名古屋を中心に都市型コミュニティを再設計する株式会社ABパートナーズ

50年後の未来

皆さんは50年後の未来は予測できますか?
50年後に自分がどこで何をしているか予測つきますか?
ほとんどの方が分からないと答えられると思います。

そう言う私自身ももちろん分かりません。

預言者ではありませんから(笑)
けれども、例えば自宅を建てる、自宅を建てるために土地を買う。
一生に一度はありそうな出来事ですが、そういったことはいわば50年後の未来さえも決定することにもなることなのです。
例えば、35歳の旦那さん、32歳の奥さん、お子さんが長男(5歳)、長女(2歳)の2人がいる家庭をイメージしてください。
どこかにいそうな家庭ですね^^
自宅を建てるために土地を購入するとします。
その際、35年の住宅ローンを組んで4LDKの自宅を建てました。
旦那さんは勤続13年のそこそこの企業のサラリーマンです。
住宅ローンは問題なく組むことが出来ました。
よくありそうな話ですね。
ところがこの時点である程度未来が決まりました。
その購入した土地の上のその家屋に住み続けるということです。
当たり前な話ですね^^
もちろんですが、売却する、引っ越してその家を貸すという道もあります。
もう一つの決定した未来。
35年の住宅ローンを払い続けるという未来。
これまた当たり前ですね。
もちろんですが、これも繰り上げ返済して、早く返済する。
もしくは売却して返済するなどの道もあります。
そして、時が経つにつれて、刻々とその家族のライフスタイルは変化していきます。
10年後
旦那さん45歳、奥さん42歳、長男15歳、長女12歳。
あんなに小さかったお子さんは中学生の思春期になりました。
いつもリビングに集まって遊んでいた子どもたちが子ども部屋にこもるようになりました。
20年後
旦那さん55歳、奥さん52歳、長男25歳(別居)、長女22歳(別居)。
お子さんは大学を卒業し、社会人になりました。
長男は一人暮らしを始め、長女も遠方の大学にいたため、その地で就職し、一人暮らしを始めました。
この年、旦那さんのお母さんがお一人暮らしで、介護が必要になったので、自宅に引き取り、一緒に住むことになりました。
お母さんが生活しやすいようにと、お風呂やトイレ、玄関などをバリアフリー工事をしました。
30年後
旦那さん65歳、奥さん62歳、長男35歳(別居)、長女32歳(別居)、長男の子2歳、長女の子4歳、1歳
旦那さんは60歳で一旦退職し、再雇用していたもののこの年で正式に退職。
お子さんは伴侶を見つけて晴れて2人とも新たな家庭を築きました。
長女は大学時代の地でそのまま家庭を築きました。
旦那さんは60歳のときの退職金である程度繰り上げ返済をし、住宅ローンも残りあと少し。
長男もこれから新たな新居を建てるようです。
長生きされた旦那さんのお母さんは昨年亡くなりました。
ご夫婦はお子さんが同居しないことが決まったので、間取りを少し変更するリフォームをすることにしました。
40年後
旦那さん75歳、奥さん72歳、長男45歳(別居)、長女42歳(別居)、長男の子12歳、9歳、長女の子14歳、11歳
近くに住んでいる長男夫婦が子どもが2人とも小学生になったので共働きしています。
旦那さんと奥さんが孫たちの面倒を自宅でちょくちょく見ています。
50年後
旦那さん85歳、奥さん82歳、長男55歳(別居)、長女52歳(別居)、長男の子22歳、19歳、長女の子24歳、21歳
旦那さんが以前から痛めていた腰が思わしくなくなり、立ち上がるのも大変なため、介護ベッドを用意しました。
旦那さんも奥さんも病院通いが週1,2回あり、タクシーを使ったり、長男の奥さんが車に乗せたりと通院をしています。
長男夫婦は旦那さんが介護が必要になることを想定してどう見るかを思案しています。
・・・・・・。
あくまで想像のストーリーです。
ちょっと想像してみても色んなストーリーが思い浮かびます。
私自身、23歳のときに突然父が事故で他界し、次男だった私は兄がすでに遠方に住んでいたことと、母があまり身体が丈夫ではなかったことで、突如実質的な家長となりました。
実家は田舎だったため、昔ながらの近所付き合いや町内の行事などが盛んな場所で、23歳の私は町内の60代から80代の方々に混じって町内の清掃作業に加わりました。
父が亡くなって以降、母は肺を患うようになり、病院の送迎も週に一度のお決まり事になりました。
29歳で結婚した後、母との同居はうまくいかず、別居した後も病院の送迎は続きました。
33歳頃から母の肺は悪化し、在宅酸素が不可欠となり、母の行動範囲が家の中のみになったことで一気に筋力が落ち、外を歩く際も私の介助なしでは困難になりました。
この頃から介護のサービスを受けるようになり、在宅酸素を付けていたことで母は身体障がい者に認定されました。
そして、昨年末、私が34歳の時に母は誰に看取られることもなく突如他界しました。
母が独り暮らしだったため、実家は空き家となりました。
もちろんですが、私の両親も自宅を建てるときこのような展開になるとは予想もつかなかったと思います。
私もこのような展開は予想だにしませんでした。
長々と書きましたが、結局何が言いたいかと言うと、建物を建てる、土地を購入するという行為は、50年では無いにしてもある程度未来が決まります。
ある程度予測可能な未来と、予測し得ない未来があります。
予測し得ない未来におののいても仕方ありません。
しかし、予想可能な未来を想定しないことは考えられません。
私はお客様に接するとき、その方の話をよくよくお聞きし、10年後、30年後のその方のこと、事業をされている方ならその方の今後の事業のことをイメージします。
かつて、設計事務所時代や転職後の不動産会社でのサラリーマン時代は、建てっ放し、引き渡しっ放しでした。
建ててから、お引き渡ししてからがお客様とのお付き合いの本当のスタートです。
むしろ、一生お付き合いしたいと思っています。
今回書いたのは決しておどかす意味で書いたのではありません。
こういった大きな節目に当たって、長い人生のことをよく考えてみる、ご家族と話し合ってみるのは絶好の機会だと思っています。
ぜひ一度ゆっくりとそんな時間をつくって頂きたいです。
長々とお読み頂きありがとうございました。
enjoy-your-life.005

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